秋晴れが続いた九州も、これから寒くなると言わんばかりの雨が降り始めた11月のこの日、
太宰府天満宮には七五三まつりに訪れる親子連れと菊花展が始まり、雨の日ながらも参道は相変わらずにぎわっていました。
「光明禅寺」に向かう小道に入ると、所々に色づき始めた木々が見え始め、前庭にあるモミジがオレンジに染まっておりました。
前庭の「仏光石庭」は説明によると「光」の字に配石とあり、前回は、それを理解することができなかったので、今回お寺の方に見方を伺ってみました。
すると、確かに「光」でした。きっとこの写真でもなんとなくお分かりいただけるかと思いますが、一番手前の石が「光」のはらい(ノ)の部分です。
後庭の「一滴海之庭」にはいると、やはりすばらしい!
静寂の中に広がるこの美しさは、誰が見ても心奪われる美しさです。
美しい青苔、枯山水そして、青モミジの中にも、だんだんと色付きはじめた黄緑や赤のモミジが見えはじめました。
雨の日の紅葉だよりも良いものです。また違った静けさがあり、心落ち着きます。
砂紋にはモミジも一緒に輪を描いているようでした。
雨水できらきらと光る葉はまぶしいく、もっと赤く染まるのも、もうすぐのようです。
お茶室からは、素敵なものを見つけました。
自然の仕業か、人の仕業か・・・。赤・緑・黄色なんとも粋な計らいです。
そして帰り道、太宰府といえば「梅ヶ枝餅」。
お抹茶と一緒に風流あるおもてなしで、最高に美味しくいただき、満足した一日でした。
耶馬溪から2回目の紅葉だよりをお伝えいたします。
前回はまだ青々していた耶馬溪も、今回は若干黄色や一部赤色に変化していたりと徐々に紅葉シーズン本番に向けて準備をしているそんな感想を持ちました。
この日はあいにくの雨。紅葉を見るにはあいにくの天気になりましたが、それでも思った以上に多くの見物客で賑わっていました。
前回は本耶馬溪中心にお伝えした紅葉レポート、今回はそこから南に行った(国道212号線から、県道28号線へ入ってその途中) 深耶馬溪まで足を踏み入れました。ここは耶馬溪の中でもメジャーな紅葉スポットと言えます。山を登っていくので本耶馬渓よりは色づきも早い印象でした。
この写真は、一目八景の展望台から撮影した写真。
群猿山、鳶の巣山、四手の尾、夫婦岩、雄鹿長尾嶺、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺の八つの景色が眺望できることから名づけられたというところで、 紅葉と岩のコンビネーションこそこの耶馬溪の象徴的光景ともいえるでしょう。ずっと眺めていても飽きることなく、 本当にキレイだなつくづく感じ入ってしまいました。でもそれも一瞬、展望台はそんなに広くはないため、私の撮影時も人がたくさんいたため、 ゆっくりすることもできず、撮影するのも一苦労となりました。
そして、私が楽しみにしていたのは、お土産屋さん。
一目八景周辺には、たくさんのお土産屋さんや料理屋さんが軒を並べていて、その周辺を歩き、軒並みを通っていると 何となく懐かしい感じがしてくるのです。良い意味のレトロ感が漂っているとでも言いましょうか。おそらく昔から紅葉を愛す人たちでこの地は守られてきたのだな と思わせるようなそんな雰囲気が妙に心地よさを感じ、勿論名物の山かけそば(これは絶品!!)を頂き、また周辺で採れただろう果物など農産物を買って帰ったのは、言うまでもありません。